全体相場のモヤモヤ感は続きそうですね。さて、最近はあまり注目されてなさそうなGW(ゴールデンウィーク)関連銘柄。今年は谷間の2日間を休みにすれば九連休が実現可能ということで、旅行各社の予約は軒並み前年を大幅に上回る盛況ぶり。KNT(9726)などの関連銘柄には高値更新が続いているものがあります。天候に左右されるでしょうけど、旅行が大幅に増えるのなら、レジャー・テーマパークなどもその恩恵を受けないことはないでしょう。当たり前のようですが、オリエンタルランド(4661)、ラウンドワン(4680)、富士急行(9010)、エイチ・アイ・エス(9603)、東京ドーム(9681)、コシダカHD(2157)などに再度注目したいですね。
しかし、もっと嬉しいのは証券界にとっても、それ以外の方にとっても、年末年始の休みが2013年1月4日(金)に休暇をとれば長期休暇の実現可(意外と知らない人が多い)となり、またどこか遠出する機会が増えるかも・・・。そして、関連銘柄の動向は?
以下の図は、OLCとラウンドワンの株価の推移を2011年1月4日を100としたグラフです。OLCは震災直後の安値から順調に下値を切り上げているのがわかりますが、ラウンドワンは急落後の立ち上がりが大きかった反動が足元まで続いているように見えます。
ラウンドワンの3月(2011年度の最終月)の既存店売上は前年比で6 ヵ月ぶりにプラス転換。ただ、東日本大震災や計画停電等による反動の影響が大きいとか。逆に、4 月以降は前年好調が続いた反動により、既存店売上は厳しい状態が続くと会社側は見込んでいます。
一方、現在の株価は522円(26日終値)。2010年5月高値813円~同年10月安値265円までの中値(539円)あたりでとても居心地のよい水準であります。
週足では、6週線(531円)、13週線(526円)、26週線(506円)、52週線(547円)、転換線(527円)、基準線(517円)、雲上限(587円)、雲下限(517円)と見事にフシ目が500円台に固まっています。このうち高い値~安い値までのレンジが当面の壁になります。平均すると532円。今、平均値に近いですが、壁をどちらに乗り越えられるか?視界が広がった方向に動きだすような気がします。
東野幸利
株式会社T&Cフィナンシャルリサーチ
-----------------------------------「トレーダーズ・プレミアム」は、個人投資家の心強い味方です!!
http://www.traders.co.jp/service/goods/premium.asp
-----------------------------------