探し物は何ですか♪は、井上陽水の「夢の中へ」のフレーズの一部ですが、探し物がある時の心持ち、精神状態は、何とも不安定で嫌なものです。失くしたのだろうか?どこかにあるのだろうか?どこにあるのだろう?一度確認した場所もまた見てしまう。二度どころか、何度も何度も見てしまう。人は「物」ではありませんが、抽象的な意味で人を探す時には、もういない、そもそも存在しないと分かっていても、何度も何度も探してしまうこともあります。探し物をしている時の心理状態は、一種かなり特殊なものである気がします。
昨日の夜から、私は或る物(ガジェットの類いです)を探していて、心が乱れます。探し物がある時の厄介さは、ほんの一秒でも隙間があると、その時間に探し物のことを考えてしまうので、全く隙間なく心配事が続くことになり、ストレスが増えます。ストレスがかに星雲のように、急速無限に膨張するような感じです。見付けるか諦めるしか、解法はありません。今晩にはケリを付けよう。一年で最も短い夜は、長い夜になりそうです。