目はつぶることが出来ますが、耳は出来ません。なので私たちは、常に多くの音に受動的に触れています。積極的に音楽を流すことも多いので、耳は本当に一日中、様々な音の海の中に溺れているようです。
或る機会があって、普段の音を完全にシャットアウトして、替わりにミツバチの羽音などのみを聞く機会がありました。それは中々新鮮な体験で、正直虫の羽音とはイライラするものでしかないと思っていたのですが、逆にとっても穏やかな気持ちになるものでした。音って面白いな。
普段積極的に聞く音は、完全に定番になっている音楽アルバムばかりなのですが、そしてまぁそれは一般には随分変わったアフリカ的な音を出すものなども含まれるのですが、いずれにしろ固定化しています。もっと違う刺激や環境を耳に与えなくてはいけないと思ったのでした。