先週金曜日の夕方から、仮想通貨絡みで世間は(もしくは世間の一部は)大騒ぎです。様々な意味で強い興味を持ってその行方を見守り、セキュリティを中心にこの機会に色々と人に教えてもらったり文献等を読んだりして出来る限りの勉強をしています。このつぶやきを読まれている方々の中にも、様々な方向での興味を持たれている方も多いことでしょう。が、しかし、現時点に於いては、外部からは見えないこと、知らないこと、分からないことがあまりにも多いので、本件自体に関する分析・感想・意見は、控えたいと思います。

その替わりに、一般論としての仮想通貨という「資産クラス」について考えたいと思います。仮想通貨には賛否両論ありますが、事実として実態について、数字を使って考えてみたいと思います。世界に流通する金=ゴールドの時価総額は、概ね800兆円と云われています。仮想通貨はビットコインを中心にぐんぐん価格を上げ、一年ほど前に仮想通貨全体で時価総額2兆円程度だったものが、今は恐らく40兆円くらいになっています。今年中に100兆円に到達するかも知れません。到達しないかも知れません。

しかし、銀行預金や株式・債券ではなくゴールドで資産の一部を保持する人が世界中にそれなりにいる中で、そしてゴールドだって家に保管していたら盗まれたり、99.9%と刻印してあってもパッと見では素人には確認出来ない中で、ゴールドから仮想通貨にお金の一部を移動する人がいても、それは不思議ではありません。今でも仮想通貨の時価総額はゴールドの20分の1程度。近い将来にそれが10分の1、数分の1になる可能性は否定はできず、そう考えると、仮想通貨は新しい資産クラスになる可能性が十分に高いと捉えて、きちんと注目して行くべきだと考えています。

当社としても、分かりやすくて正しい情報の発信に努めてまいりたいと思います。