12月1日に<平成>と云うつぶやきを書きました。同日開かれた皇室会議で天皇陛下の退位が2019年4月30日に決まり、当社が10月27日に発表した「2019年3月末までに日経平均は3万円に届くだろう」と云う見通しは、即ち平成中に3万円に届くことにほぼ等しく、キリも良い、との内容が含まれていました。

良く考えると、この退位のタイミングは、単にキリがいいだけでなく、もっと大きな意味を持っているように思われます。退位に伴って元号が替わり、カレンダーや印刷機などの特需が発生しますが、加えて生前退位と新天皇の即位は200年ぶりの慶事であり、消費を刺激し、全国的に様々なイベント、即ち需要を喚起する可能性が高いと思われます。加えて、世界的にも稀なイベントなので、インバウンド消費も増えるかも知れません。我が国の機関投資家も、この時期にマーケットを下方に乱すことはしにくいでしょう。

平成の終わりに向けた盛り上がりは、これから徐々に、しかし確実に、そして全国的に拡がっていく可能性が高いのではないでしょうか。日経平均3万円宣言から1ヶ月後のこの皇室会議決定は、麻雀で云うとリーチ掛けていたらカンが出て、カンドラが乗ったような感じでしょうか。あーいい感じだ。そうなって欲しいと思います。