マーケットは、占い師が手をかざして見る大きな水晶玉のように、全てを映す魔法の鏡のように私には思えます。個人から国まで、あらゆる主体が、或る者は何も知らずに、或る者は(或る意味で)インサイダーとして、或る者は投機目的で、或る者はリスクを回避する目的で、或る者は意識的に、或る者は無意識のうちに間接的に、マーケットにおいて売買し、或いは関与します。

マーケットは全能の神ではありませんが、マーケットは全てを飲み込むので、結果としてマーケットは全てを知っているような状況になります。或いは逆に、全てを知らないとマーケットは分からないとも考えられます。これはいわゆる伝統的なマーケット商品(株式、債券、為替など)だけでなく、モノの消費から技術革新、更にはビットコインなどの取引も、マーケットは飲み込んでいくので、マーケットは影響を受けます。

そういう視点からマーケットを観察し、お客さまに対するサービスも考えていかねばならないと思っています。やらねばならないことは盛り沢山です!