今日は久し振りに母校に顔を出します。母校といってもいくつかありますが、一番行かなかった母校、大学です。知り合いに頼まれて、ちょっと講義をするのです。私は史上最低の大学生で、本当にほとんど(というかほぼ全く)授業に出なかったので、大学の数年間の時間の過ごし方が果たして良かったのか、酷い浪費をしただけなのか、未だに評価出来ていません。友達は得ることが出来たけど、中学・高校に比べるとかなり数が少ないですし、学問的には(自分のせいですが)ほとんど何も得られなかったし、本当に微妙です。高校卒業時は坊やだったのが、大学卒業時には少しは社会に出る用意が出来た(ようにも思える)くらいでしょうか、大学時代の成果は。大学生になった頃には、学生のうちにやっておこうと思っていたことも二、三あるのですが、結局どれもやり切れませんでした。自堕落に過ごしてしまったのです。後悔ばかり。しかし先に立たず。今日は罪滅ぼしの思いも込めて、(遠い)後輩の役に少しはなりたいと思います。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。