マーケットは大きく高騰しました。円安?緊張緩和?解散総選挙?一番大きいのは心理でしょう。ちょうど一週間前のつぶやきで「人間は下を向いて生きていくのが苦手なのでしょう」と書きました。そうです、とにかく云い訳をして、もう買いたい!或いは、もう買わねば!と思う心理に至ったのでしょう。

一方世の中の情勢はそんなに簡単ではなくて、例えば為替が日本企業の利益に与える影響は実は限定的です。でも円高になったら売るんだから、円安になったらどこかで買わないと辻褄が合いません。同様に、本当に緊張が緩和してるか分かりませんが、緊張した感じの時に売るのだから、緩和感がある時は買いがちになります。政治とマーケットの関係は微妙ですが、政権が不安定になると、その投資的判断が正しいかどうかは別として、マーケットは売られがちになるので、政権が安定しそうなイメージが出ると、買われがちになります。そんなことが重なったのでしょう。

トランプ大統領は金正恩のことを「ロケットマン」とツィターで呼びましたが、エルトン・ジョンの「ロケットマン」が念頭にあったのかなかったのか。このツィターは賛否両論ですが、トランプのツィートの中では、まぁかなりいい方向にウケた類いでしょう。エルトン・ジョンの「ロケットマン」を聞いてみると、哀しい歌のようで、明るさがあります。そんな明るさに、一息つきたい心理が世の中にあるのでしょうか。

現実は、まさにこれから国連総会が始まり、様々な緊張が走る場面もある筈です。
明日から大仕事、と思ったら先ずは今日は飲むか!となるようなそんな心理も人にはあります。マーケットは心理の写しです。興味深いですね。