太陽表面で大きな爆発が起きたとのこと。この現象は「太陽フレア」と云いますが、観測されたのは6日夜。そして今日8日の深夜に掛けて、このフレアに伴って太陽から放出された様々な荷電粒子が地球に到達し、停電やGPSの異常などを惹き起こす可能性があるとのことです。太陽は地球から約1億5000万キロ離れていますから、秒速30万キロの光が地球に届くのは8分強。しかしこの「様々な荷電粒子」が地球に到達するのはその1日半から2日後だとすると、そのスピードはザックリ光の300分の1程度の速さになります。随分遅いですね。とは云っても秒速1000キロ程度ですから、猛烈に速いですけど。

イメージとしては、地上でどこかで大きな爆発が起きると、先ずはその光景が瞬時に目に入り、ちょっと間を置いて爆発音が聞こえ、更に暫くしてから瓦礫や砂などが爆風と共に迫って来ますが、そんな感じに、観測出来る光に大きく遅れて、太陽からの嵐がやって来るのでしょう。そう考えると300分の1のスピードは、遅いというよりはかなり速いですね。

今回の太陽フレアは、ほぼ10年ぶりの規模だそうです。オーロラみたいな現象も、緯度の低いところでも起きるのでしょうか?流れ星みたいな現象も起きるでしょうか?いや、流石にそれはないですね。この週末は色々なことがあり得るスケジュールですが、何事も大事に至らないことを願っています。