今朝、北朝鮮がミサイルを打ちました。そして今日TOPIX(東証株価指数)は、0.15%下落しました。日本株全体で、0.15%価格が下がったと云うことです。ミサイル発射前と後で企業業績見込みが変わった可能性は理論的にはゼロではありませんが、この変化はPER(株価収益率)などの見込みが、0.15%変わったと見るべきでしょう。要は、ミサイル発射にともなうリスクプレミアムが、0.15%分上昇したと云うことです。

日本株市場の参加者は、日本人だけでなく、世界中の投資家ですから、このリスクプレミアムの上昇は、世界がそう見ている、と云うことになります。0.15%。それは667分の1。毎日起きる事象があるとして、2年に一度、その事象は問題を起こす、と云う確率に近いでしょうか。世界のマーケットの参加者は、そう見ていると云うことでしょうか。

マーケットを通して世界を想像するのは、とても興味深いことです。これからも要注意ですね