今日、或るコンフェランスにパネリストとしてちょこっと参加したのですが、その場で、日本人は英語が出来ないし、日本の近頃の若者は留学もあまり行かないし、海外旅行も高齢者ばかりだし、日本の、特に若い世代のグローバル化を懸念する声が噴出しました。参加者は概ね比較的高齢な人たちで、英語も出来る、日本人並びに外国人です。

私はずっと反論を続けました。私の知る範囲では、様々な意味に於いて海外に攻めに出て行く若い日本人は一杯居るし、留学生が減ったのも、昔と比べて様々な理由があり得ると思うからです。英語に関しては、会場の皆さんに、コンピューター言語を書く人が何人居るか聞いて見ました。手を挙げたのはひとり。恐らく同じ質問を、日本の学生にしたら、もっともっと大勢の人が手を挙げるだろうとも云ったのですが、多勢に無勢。どんなに反論しても、砂に水を撒くようでした。

そこで最後は、会場に25歳程度の日本人の若者が居たので、モデレーターに「あの彼に意見を聞いて見なよ」とけしかけました。すると若者は、「若い人のグローバリゼーションですが、例えば音楽を作るのでも極当たり前のように海外の外国人と協働しながら作ったりするので、普通に毎日がグローバルに繋がっていて、前の世代と自分の世代で、グローバル化に大きな違いがあるとは思いません」と云いました。スッキリ!

良い週末をお迎え下さい。