私は今まで多くの上場企業株主総会に、取締役の立場で参加してきました。上場企業としてのマネックス(マネックス証券、或いはマネックスグループ)の株主総会に、既に17回議長として参加しておりますし、それ以外にも10回以上、合わせると30回ほど、上場企業の株主総会に取締役として参加しています。その中にはアメリカ企業あり、銀行あり、ベンチャー企業あり、多くのタイプの会社がありました。非上場企業でも、東京証券取引所の社外取締役として株主総会にも出席しましたが、それはもうほとんど上場企業、或いはそれ以上の内容のものでありました。そんなかんだで、私は上場企業株主総会には、かなり、それも相当にかなり、詳しいと云うか、経験が多いと思います。然しながら、株主総会に出席する時は、梅沢富美男の夢芝居ではありませんが、いつでも初舞台のような緊張感と高揚感があります。株主総会に多く出席してきて思うのは、その個性も様々だと云うことです。明日はマネックスグループの株主総会です。マネックスらしい株主総会を、真っ直ぐな気持ちで迎えたいと思います。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。