学生時代にラジカセなど、色々と買わせて使わせてもらったアイワ・ブランドが復活するとのこと。いぇい!世界的知名度があるし、本件には個人的な思いもあり、大成功してもらいたいし、今後の行方に大きな興味を持っていきたいと思います。

アイワ以外にも老舗ブランドでありながら休眠中のブランドは多くあります。日本でもそれらの再活用は進んできているようですが、これからももっと増えるでしょう。文字の組み合わせなんて、ブランドに使えるような短さだと限りがあるし、まさに有限の資産です。

個人的には、私が新卒で入社した、かつての King of Wall Street、ソロモンブラザーズのブランドが気になります。社会人、金融人としての私は、メイド・イン・ソロモンである、とかつて私は書いたことがありますが、ソロモン(Salomon)という名前には、その頃のウォール・ストリートを知っている者には分かる(だろう)、得も云われぬ強さと風格とユニークなキャラクターが相俟って、とても強いブランドがあります。

ソロモン・ブランドはシティ・グループに吸収されて、それから何年かして世界中でどこでも使われない名前になりました。その時に、シティ・グループのずいぶん偉い人に、どうせ使わないならソロモン・ブランド売ってくれないか尋ねたのですが、ダメと云われてしまいました。もっとしつこく食い下がれば良かったかなぁ。ブランドは大切にしたいですね。