松の内の期間は、地域によって違うようですが、東京周辺では一般に1月7日までです。江戸幕府が、松の飾りを1月7日に片付けるようにとのお触れを出したからだそうです。去年は松の内に中国ではサーキットブレーカーが2度も発動され、世界中の株式が暴落するなど、大荒れの松の内でしたが、今年の松の内は世界の資本市場は押し並べてしっかりしており、とても対照的な幕開けとなりました。
去年は年明けは世間にあまり不安感はなかったのですが、気が付くといきなり見えない角度からタマが飛んできたように、一気にマーケットは崩れました。今年はトランプや中国や欧州など、多くの不安要素・リスク要因を認識して年は明けたのですが、そうやって不安・リスクを認識しているからこそ、マーケットは上がっていきました。良くあるパターンではあります。特にトランプ次期大統領に対する不安とリスク認識がある間は、買えてない人がいるのでマーケットは中々下がらず、逆に小波を伴いながらじりじりと上がって行くかも知れません。
来週の月曜日は成人の日で祝日。かつては成人の日は1月15日と決まっていて、地域によってはそこまでが松の内だったようですが、今のように9日に成人の日が来てしまうこともあると、松の内は全国的に短くなって行くかも知れません。明日からの三連休は、正月らしさが残る最後かも知れません。トランプその他のリスク要因を再点検したいと思います。良い週末をお迎え下さい。