今日は、今年最後となる出張に出ています。この原稿を書いているのは、当社のコンタクトセンターのある八戸に向かう東北新幹線の中です。

昔は、と云ってもマネックスを創業した後ですが、京都か大阪への出張でも、それはちょっと特別なことで、随分と疲労感があったものです。疲労は移動距離に比例すると、その頃は思っていました。ところが最近は、移動が苦になりません。
その間寝れば、それは普通に寝るのと同じように睡眠時間を取ったように感じますし、その間仕事すれば、それはオフィスで仕事するのと同じような効率で出来、かつ疲労感も普通に仕事するのとほぼ同じに感じます。正確に云うと、移動の後に、やはり疲れが出てくることがあるのですが、以前とは比べものにならないほど小さく感じます。何故でしょう?

昔より今の方が体力が付いた?年齢を重ねているのに、それはないでしょう。ノイズリダクション・イヤホンとか、文明の利器のおかげ?いや、随分昔からアナログの耳栓を使用していたので、それが理由ではないでしょう。単純に慣れたから?うーむ。案外これかも知れません。慣れたからと云うよりは、慣れないことをするストレスが減った、と云う方が正確かも知れません。鈍感になったのかな?しかし鈍感力もないと、生きていけないことも多いですよね。

東北新幹線は、進むほどに周りの景色が白っぽくなってきます。寒い八戸で、今年の出張納めをしたいと思います。