何事にも"頃合い"と云うものがあります。例えば或る程度喉が渇いている時に、水を全く飲まないか、Aミリリットル全部飲み干すか、どちらか片方しか選択肢がない場合に、どちらの選択肢も等しく選択したいと思えるAと云うレベルがある筈です。喉は渇いているのだけど、Aよりも多く飲み干さなければならないならば、全く飲まない方が良いと云う、そう云うレベルAです。

そう云うAを決めた後に、では二者択一ではなく、どんな量の水でも飲んで良いと云われたら、一番飲みたい量はいくらでしょうか?Aですか?Aに近い数字ですか?
恐らくAの半分くらいではないでしょうか?この量をBとすると、Aは限界量であり、Bは頃合いの量です。

投資をする時にも、このような考え方は応用出来ると、尊敬する古くからの先輩であり友人である人に教わりました。数学的な裏付けもあるのですが、こちらはただ今、完全に消化すべく頭を回しているところです。BREXIT、トランプ、利上げと動きが激しい中で、どのようなポートフォリオを構築していくかはとっても重要です。そんな時に、頃合いの議論を思い出すのも大切ですね。