トランプ政権は、ゴールドマンサックス出身のスティーブ・ムニューチンを財務大臣に指名するとのこと。実は私は、彼とはゴールドマンのパートナー同期で、部署も債券部で一緒、歳もほぼ同じ(彼の方が一歳年上です)と云うことで、それなりに近い間柄です。

少なくとも最近、ゴールドマンから政権の公職に就く者は多いです。ムニューチンはゴールドマンを辞めて久しいですが、やはりかつて財務長官になったボブ・ルービンやハンク・ポールソンは、ゴールドマンから直接公職に就きました。
アメリカではいわゆるリボルビング・ドアーと云う、民間と公職の間を行ったり来たりするのはよくあることです。日本でもリボルビング・ドアーかどうかは分かりませんが、民間から公職の重要なポジションに就く人も増えてきました。前例が多いから自ずと分かるように、この手の起用は案外上手く行くことが多いようです。

さてムニューチンの場合はどうなることやら。アメリカの重要な公職は世界に影響を与えるので、頑張って欲しいですね。