東京に帰って来ました。アラン・ケイは、未来は予測するものではなく創るものだ、と云いましたが、少なくとも間違いないことは、未来は単にやって来るものではなく、"考える"ものだということだと思います。日本はよくガラパゴスのようだと云われます。言葉も文化も独特で、単一市場として巨大で、かつ品質のいいモノ・サービスを作るので、日本ではとっても使い勝手のいい、しかし日本だけ・日本人だけに通用するモノ・サービスが多いです。
しかし現代においては、インターネット・交通手段・人工知能などの発達によって、色々な意味で世界中の距離が縮まり、壁がなくなって来ています。日本という単一市場は質も高く巨大ですが、世界という規模には比べものになりません。その世界市場を対象としたモノやサービスが、どうしてもいずれ日本に大きく入ってくるでしょう。オリンピックがそれを加速するでしょう。
そういう未来を待つのではなく、そういう未来を考えて、デザインして、自ら創っていかねばならない。そんな思いを強くした一週間でした。では、良い週末をお迎え下さい!