マーケットは反転しました。BREXITもアメリカ大統領選も、取り敢えず今日は、潮目が変わったように感じたのでしょう。しかし二者択一って、乱暴ですよね。さてどうなることやら。潮目や風を感じることが大切です。さて今日は音楽の話。

私は音楽を聴くのが好きですが、ウルトラ雑食であることは、前に何度も書きました。ジャズ、ロック、クラシック、ポップス、歌謡曲、なんでもあれです。どのカテゴリーにも入りにくいようなものも聴きます。それらが一杯、iPodに入っています。二千曲ぐらいでしょうか?飛行機に乗ると、ノイズリダクション・イヤホンをして、このiPodを全曲シャッフルで聴きます。国際線だと時間が長いので、特定のアルバムとか一々選ぶもの億劫だし、一方同じ人ばかり聴いてても飽きてしまうので、全曲シャッフルとなるのです。

延々と聴いていると、元々好きな曲ばかりですから耳に心地いいのですが、「お!これはいいね!」と感じるのは、特定の人たちです。誤解しないでいただきたいのですが、入っている曲は皆いいのです。どれも好きなのです。ただ特定のアルバムは、いい意味で耳に付くというか、聴覚に刺激を与えるのです。それは、マイルス・デイビスのビッチェズ・ブリューと、ピンク・フロイドのウマグマと、エリック・クラプトンの461オーシャン・ブルバードと、ジミ・ヘンドリックスのエレクトリック・レディー・ランドと、そしてビリー・ホリデイです。

これらは、音自体から違う気が、私にはします。ビリー・ホリデイは存在自体がそんな感じで、アルバムに関係ありません。声ひとつが、もう楽器で、音楽を奏でています。そして上に挙げた他のアルバムも、音ひとつからが、全然違うのです。ま、あくまでも私の個人的な感覚ですけどね。しかしこのことは、シャッフルで聴かないと気が付きません。何ごとも比較してみることは、色々な発見がありますね。