マーケットの波乱が続いています。波乱のきっかけは中国だったり原油だったり色々ありますが、波乱が大きくなり、また収まりにくいのは、やはりアメリカが金融緩和政策に終止符を打ち、利上げを始めたことが根底にあると思います。モルヒネを大量に打ち続けるのを止めたので、色々なことにセンシティブに反応しやすくなっているのです。

波乱が続けば、ボラティリティが上がり、ポジションの計算上のリスク量が増え、リスク管理の観点からポジションは売られがちになります。ですからボラティリティが高くなると、売られる方向の方が動きが大きくなりがちになります。一旦ポジションが整理されると、また新たにリスクを取ることが許され、そうすると"売られ過ぎだ"と感じるので買い戻されたりするのです。毎度お馴染みのことが繰り返されています。

そういう短期的な縄跳びのようなトレーディングが出来るなら格別、波乱が収まるまで様子を眺めるのが、恐らくベターな選択肢でしょう。当社としては色々な形で情報提供・情報発信をしていきたいと思います。