世の中の波乱が続いています。昨日大幅に売られた日本株は、今日は大幅に買い戻されました。マーケットとは関係ありませんが、芸能界などでも新年から大型事件が続発しています。今年はそんな年なのかも知れません。・・・とここまで書いて思うのですが、一年経って振り返ってみると、年間での波乱回数は実は今年も例年と大して変わらないのではないかとも思われます。今年一年で標準波乱回数に収れんしなくとも、数年単位で見れば恐らく例年並みになるでしょう。マーケットは今、どんどん拡散していくように感じますが、きっとどこかで落ち着いてくるのではないかと思います。
但し、去年までと一つだけ違うことがあります。アメリカの中央銀行が、リーマンショック以来、生命維持装置的にマーケットに大量に流動性を供給してきたのに、遂に先月、利上げを始めた訳です。たぷたぷに水が張ったダムの湖面は穏やかですが、水が減れば、波も立ちやすくなり、やがて湖底の凸凹の影響を受けてきます。この影響の大きさが、まだ見積もり切れていない感じがします。やっぱり今年は例年よりも波乱の多い年になりそうですね。ボラティリティを敵ではなく味方にすることが大切ですね、今年は。