ギリシャはどこに行くのでしょう?浪費癖のある怠け者の親戚を、いつまでも支援する一族があるとも思えず、いずれギリシャはヨーロッパから見放され、ユーロからの離脱を余儀なくされ、自国通貨を発行するも、誰もギリシャに投資しようとは思わないでしょうから、その通貨はどんどん安くなり、インフレが起き、自国通貨を持っていてもしょうがないので、外貨の獲得に明け暮れるようになり、世界の中の乞食のようになっていくのか。

或いは捨てる神あれば拾う神ありで、ウクライナ以外のエネルギー輸出ルートを確保しようとするロシアか、既にギリシャの港湾などに投資を進めている中国がヨーロッパへの橋頭堡として、社会の広い部分に亘って投資・参入を進め、中露の属国のようになり、世界の嫌われ者となるのか。

ギリシャの今回の国民投票は、ギリシャのアルゼンチン化を進めるものだと当初思いましたが、ギリシャの行く末は、アルゼンチンよりも悲惨な気がしてきました。ブエノスアイレスは未だに行きたい街ですが、アテネはもう行きたくなくなるのではないでしょうか。

ギリシャは小さい。GDPはアルゼンチンの3分の1くらいでしょうか。それがまた、ギリシャを忘れる選択肢を生みます。しかしそうすると中露が入って来るだろうなぁ。困ったもんだ。暗いニュースと云うよりも、困ったニュースですね。我々日本にいる身としては、心配したり悩んだりしても仕方ない類いのことかと思います。