今日は夏越しの大祓の日です。個人的には人形(ひとがた)に名前を書いて息を吹きかけて神社にお祓いをお願いするのも、茅の輪くぐりも、ちゃんと済ませてあるので安心ですが、今晩どこかで神社を見掛けたら、念には念を入れてまたお詣りをするかも知れません。ギリシャの騒動(すいません、昨日「大統領は茶番劇をしてます」と書きましたが、首相の間違いでした。まぁ大差ありませんが)に気を取られていると、突然プエルトリコがデフォルトを宣言をしました。いわゆる便乗ですね。暫くは他にも便乗お手上げが出没するかも知れず、リスクの高い時期が続きそうです。やはり念には念を入れてお祓いをした方が良さそうです。

さて昨日、吉野家でベジ牛丼を食べてみました。食べながら壁を見ると、鰻重の広告が。一枚重、二枚重、三枚重とあるのですが、その値段のスプレッドが気になりました。一枚重セットが820円、二枚重セットが1220円。ふむ。スプレッドは400円だな。しかし三枚重セットは1720円と書いてあり、二枚重セットとのスプレッドは500円です。むむむむむ。ヴォリューム・ディスカウントは聞いたことがありますが、増やすとより高くなるとは如何なことか。セット部分の売価が420円。鰻が一枚400円。2枚目も400円。しかし三枚目は500円。謎です。営業の常識的には中々あり得ないような。

一緒に居た親友は以下の様に分析・推測しました。吉野家に来る人が1720円を一食に払うとは思いにくい。なので、売れるのはせいぜい二枚重セットまでだろう。しかし客単価は上げたい。なのでなんとか二枚重セットを販促したい。そこで二枚重セットに割安感を出すために、敢えて三枚目を高くした。な~るほど。これはありそうです。そして私のようにこの値段の怪に絡む輩も出てくることを期待したのかも知れません。今度敢えて三枚重を頼んで店員の反応を見てみようかな。プライシングとは本当に奥が深いものです。