最近、投資についての基礎的な取材を受けることが増えました。いわゆる一般誌の取材なので、株高の中で、投資に対する興味が全般的に上がってきているのでしょう。その度に色々な説明を試みるのですが、私が一番自分で気に入っているのは、投資とはお金の行き先ではなく人間の行き先を考えることに近い、例えば自分に子供が10人いるとして、どこにその10人を就職させるかと置き換えるといい、というものです。
預貯金をしても、銀行・郵便貯金は国債を大量に買ってますから、即ちそれは国にお金を貸していることとさほど変わりません。10人子供がいたら、全員国家公務員にしますか?20年とか長いスパンで考えたら、数人ずつアメリカや中国で働かせて、仕送りさせたいと思いませんか?仮に日本企業に就職させるにしても、全員IT企業に入れますか?
投資とは、即ち人の体験だと思うのです。そう捉えると誰にでも考えることが出来るし、しかも楽しい。皆さんも今一度、そういう観点で投資ポートフォリオを考えてみてはいかがでしょうか?そういう私自身、一度丁寧に見直してみようと思います。