風邪を引くことが分かっていて風邪を引く人はいません。引かないと思っていても急に引いたりするものです。特に年末年始などでちょっと気が緩んだ時に、注意していない隙に急に引いたりする。引けば体力が落ちて、完全復帰には暫く時間が掛かる。マーケットも同様でしょうか。日本流に云えば未だ松も取れないうちに、正月気分の頭がボーッとしている間に原油安が進み、それが経済や株価に与える影響を良く消化できない間にFOMCの議事要旨は明日に出てくるというので、ドタバタと一旦ポジションを手仕舞う。そんな感じでしょうか。

米国株式市場も日本株式市場も、ハンデを負って今年を始めたような感がありますが、冬が進めば春が近付いて木肌の下に蕾が張ってくるように、今の材料を冷静に分析して近未来を見通すことが必要でしょう。やはり一番難しいのは原油安の持つ意味でしょうかね。アメリカのイールドカーブも大きく動いています。暫くはファンダメンタルズの分析に注意を払いたいと思います。