11月の有効求人倍率が、22年半ぶりの高水準になったとのこと。グラフを見るとバブル期に急速にこの水準まで上がり、更にもう少々上まで上がったのち、バブルが弾けた時に一気にこの水準を割り込んでいったので、雰囲気的にはバブル期が再び目の前まで近付いているようであります。ちょうど同じ頃に我が国は総量規制を始めて約四半世紀に亘るデフレ期に入っていった訳で、一昨年の春に23年ぶりに宗旨変えをしてマネーサプライを増やし始めたことと完全に同期しています。
金融政策の変換、即ち量的緩和によって雇用率が上がる。多くの人が信じようとしなかったことが、今、眼前で事実として起きています。そしていずれ賃金も上昇することでしょう。失われた23年間を日本は取り戻すことが出来るのか。正念場はこれからですが、景気は気から、ポジティブな気持ちを抱き続けていきたいと思います。