ジ・インタビューとは今話題のあの映画です。しかし話題になったのは作品の外の出来事によるものであり、恐らくそれがなければ単にくだらないおふざけコメディーにしか過ぎなかったとも思われ、少なくともビジネス的に何がいいことで何が悪いことか、ちょっと微妙です。結果として配給会社としては、強烈な宣伝が出来た訳で、塞翁が馬とはまさにこのことかも知れません。但し本当にそうなるか(ビジネス的にプラスか否か)はまだ分かりません。
或る人の発言内容や映画などの作品内容は、本来の内容とは別にキャッチーなヘッドラインが一人歩きすることがままあります。そんなことは世の中に当たり前にあることです。特に売らなきゃいけないものがある場合(映画もその一例ですし、広く出版物はそのカテゴリーに入りやすいと思われます)は、意図的にきわどいツカみを流しますから尚更です。買う人はそれでいいのですが、権力者など影響力のある人に於いては、部下等をしてその内容を吟味せしめるのが肝要と思われます。今回の騒動はまだ全体を評価するには早すぎますが、中々面白い社会観察の材料を提供してくれていると思います。マーケット同様、想像力を使うのは楽しいですネ。