一昨日のつぶやき「規模の違い」で、全国の土地の価値の総和はザックリいって3000兆円と書きましたが、全国不動産価値の総和の間違いでした。すいません。国民経済計算という統計から計算しているのですが、その統計の中での、土地、住宅、住宅以外の建物、その他の構築物、を足したものがいわゆる不動産ストックの総和と考えられ、その額が1994年で3013兆円、2012年で2409兆円となります。

但し土地の額が大きく減少して、一方その他の構築物が増えたりしているので、統計上のこれらの科目の間でシフトがあるようにも思われ、即ち土地を収用して大規模な構築物に替えるなどのようなことがあるように推測され、土地だけに着目するよりも不動産全体に注目する方が正しい見方と思われます。ですから2500から3000兆円という規模は合っているのですが、土地ではなく不動産といわなければ正しくありません。

なんでこんなことに気付いたかというと、当社内の某君が、土地の値段3000兆円に疑義を投げてきたのです。で、私もきちんと調べ直した次第。持つべきものは物言うナントヤラですね。考え方としては、土地の値段が上がれば、不動産価値全体も上がるでしょうから、全国の地価動向は、やはり3000兆円級の資産の価値の動きを示唆するので、しっかりと見ていかねばなりません。

さて、マーケットが強いです。様々な理由が考えられますが、押し目狙いに押し目なし。これから暫くは、流れに逆らわずにうまく乗っていくことが大切だと思います。希望的観測かも知れませんが、いい師走、そしていい年を迎えるような気がします。マーケット頑張れ!