月曜夜に北京に着いた時は夜空は澄んでいて、火曜日も空は青かったのですが、水曜・木曜と天津の空は濁っていき、今朝起きると白とも灰色とも云えない、ちょっとだけ黄色がかった、そう、ペルノーを水で薄めたような空になっていました。同時にのどが痛く、最初は風邪かと思ったのですが、あ、PM2.5か、と気付いた次第です。のど飴を舐めて、うがいをしました。

ホテルからダボス会議御用達の車で天津駅に向かうと、タクシーなどの車両も全て止められて入れないところ-それは駅の入口から優に500メートルは離れているのですが-から、警官の関所を3つほど楽に通過して、どこまでもどこまでも進むことが出来、終いに駅のプラットホームまで入っていってしまいました。凄いですね。そして恐らく党要人が使うような貴賓待合室に、鍵を開けて連れて行かれ、そこで制服姿の女性が大勢出てくるも言葉が通じず、ようやく違う色の服を着た女性マネージャーが出てきて事態収拾に向けて何かが起き始め、暫く無論聞き取れないいくつかのやりとりがトランシーバーで行われた後、制服女性が鍵とトランシーバーを使いながら、目的の新幹線ホームに連れて行ってくれました。
色々あるんですね、この国。

天津から北京に戻り、今は北京空港に向かう車の中でこのつぶやきを書いています。順調に進んでいたのですが、五環路に合流する直前で、完全に止まってしまいました。微動だにしません。五環路は流れている。多くの運転手が車から降りて、顔をしかめて歩き出しました。北京でも珍しい状況なのでしょうか。色んなことがあるなぁ。無事に帰って、思いっきり空気を吸い、馴染みのものを食べて、明日は青い空を見たいと思います。