習慣とは恐ろしいものです。私はこのつぶやきを毎営業日欠かさず既に15年間、3600回以上書き続けていますが、では毎日ひとりでにつぶやきが生まれてくるかというとそうではなく、或いは何を書こうと思っても頭の中で思い浮かぶものでもなく、書くためにPCを開いて、この300万字程度と思われるつぶやきを書きためたテキストエディターを開いて、その前に座り、キーボードに手を置いて初めて、つぶやきが書き始められるのです。ネタすらも、キーボードに手を置かないと頭に浮かんできません。小さい頃、よく「机に向かう習慣をつけろ」と云われましたが、蓋し名言。習慣のパワーを実感します。何故だかはよく分かりません。私の場合とにかくあっちゃこっちゃと気が散る性質なので、斜眼帯を付けて本件に集中しないと、脳みそがその方向に動き出さないのだと思われます。しかし仕事とはえてしてそんなものでしょうか?
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。