昨日ちょっとだけ参加した或るコンフェランス。主催者は会社ですが元々は個人事業のようなもので、その本人Mに一年ぶり位に会うのも楽しみにしていたのですが彼の姿はありませんでした。何故か?替わりに来ていた代打である彼の部下に聞いたところ、軍事行動に関わっているとのこと。そうです。彼はイスラエルの会社のイスラエル人であり、最近突然徴兵されたのです。ふぇ~。平和ボケしている我々日本人には、いや少なくとも私には、中々想像できないシチュエーションです。今そこにある危機。そういったものが、ヨーロッパや中東では日常茶飯事であるのです。続いて今日ランチをしたアメリカの某大学の国際関係論の大学院の学長は、サイバーアタックについて、アメリカではまさに今そこにある危機として大勢の人が認識していると云っておりました。これもふぇ~。戦争は嫌です。徴兵制度も嫌です。サイバー攻撃も嫌です。しかしこれらが世界にあること、あらざるを得ないことを忘れてはいけないし、そして私たちはその世界に住んでいることも忘れてはいけないと思ったのでした。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。