ウキとは、釣りで使う浮きのことです。コップに半分ぐらい水を入れる。そこにウキを入れる。そこに更に水を注ぐと、ウキはふぅっと上に上がる。当たり前のことです。量的緩和で株価が上がるとは、そのようなことです。

機関投資家、特に海外機関投資家は、日銀の追加緩和を期待しています。水が入って上がるウキに慣れてしまったので、もっと水を入れてくれと云ってる訳です。一方政府や日銀は、株価以外に改善・改革しなければいけないことが一杯ありますから、大切な水は無闇には撒きません。そんな説明をニューヨークの投資家にすると、苦笑いをします。

投資家のこういったおねだり気分がなくなると、日本の経済や企業の利益動向に対する分析がちゃんと始まり、株価は再上昇始めるのではないでしょうか。早くいい季節が来て欲しいですね。