香港にいます。もちろんこちらにビジネスの用事があってきているのですが、かなりの時間は日本やグローバルのビジネスのマネジメントに費やしています。すなわちメールの処理にそれなりの時間を掛け、様々なコンフェランスコールを東京と行ったりしています。当社のビジネスの展開範囲と私の立場を考えると、これは当然のことなのですが、東京から離れて不便か、或いは非効果的であるか、というと、そうではないのです。

不便かどうか、効率的かどうかは、情報技術の進歩に影響を受ける部分が大きく、これはこの数年みるみる良くなってきており、ほとんど全くストレスを感じません。問題は効果的か否か、ニュアンスとしては英語で云った方が的確ですがeffective か否か、は技術と云うよりも心理的な心構えの部分が大きいと思います。

どっぷり浸からずにちょっと離れて見る、心理的には鳥瞰する気持ちが、逆に有効性を上げることが出来ると思うのです。大統領は時に執務室からバルコニーに出て頭を冷やして問題を見ないといけないと云います。どんな場所にいても、その場所にいることを最大限に活用するようにやり方や姿勢を変えて、何事にも臨んでいきたいと思います。