アインシュタインが相対性理論の中でその存在を提唱した宇宙発生時の重力波の観測に成功したらしい。ビッグバン理論では説明できない部分を説明できるインフレーション理論を強く裏付けるものだとか。うーん。固くなってきた私の頭ではちょっと理解するのは難しそうです。

松井孝典先生は、宇宙はヒトの脳の中にある、と云います。蓋し名言。サルに宇宙はない。今の宇宙は、全て人が頭の中で考えた理論によって映し出されているイメージです。その理論を観測が裏付けていく訳ですが、私が限りある脳みそで考えるに、全く新しい理論もこれから出てくる可能性もある訳で、そうすると今までの観測はミクロな現象を裏付けていただけで、よりマクロな現象を説明するには、もっと違う観測が必要になるということもあるのでしょうか。
宇宙はヒトの脳の中にある。地球生物はビーカーの中にある。しかし宇宙生物はヒトの脳の中にしかいない。理論だけでは科学は成り立たないが、観測だけでも進歩しない。興味深いテーマです。あー、やっぱり科学がやりたかったな。