お隣の国で、標準時を30分ずらす法案が出るとか。かなりこじれてますね。。。ところでこの標準時とは中々興味深いものです。ジャカルタとシンガポールではシンガポールの方が西にあるのに、日本との時差はシンガポールが1時間、ジャカルタが2時間。シンガポールが金融経済を意識して恣意的に標準時をセットしているようだと竹中平蔵先生は仰っています。正にその通りでしょうね。
アメリカなどはサマータイムをしますが、これは省エネではなく消費促進のための施策であると思われ、夏の間は会社が終わってから先ずは同僚とビールを飲み、それから誰かとディナーに行く、なんてことを可能にしてあるのでしょう。株式相場は一般に冬、サマータイムが適用されない季節の方が強い傾向がありますが、これはサマータイム時は消費の季節、サマータイムが終わると外で活動する時間が減って消費活動から投資活動にシフトするからも知れないと当社のチーフ・ストラテジスト広木は先日話していました。これもありそうな話です。
人は昼と夜の間で生きている。一方時間を忘れてずっと賭け事をし続けさせようと考えるアメリカのカジノには窓はなく、24時間、同じ照度の照明をして、時間感覚を忘れさせています。時間は中々面白いですね。でも1時間刻み以外の標準時はやはりややこしいと思うけどなぁ。。。良い週末をお迎え下さい。