米議会の上下両院は、ようやく財政協議を成立させ、債務上限の引き上げなどに関する法案を可決したとのこと。やれやれ。結果は予め分かっていた訳ですが、それでも大騒ぎになり、マーケットも弱り、そしてギリギリになって解決して、マーケットも反発しました。分かっちゃいるけど酒を飲んで騒いで、当たり前のように二日酔いになり、しかし当然回復してきた。そんな感じでしょうか。どうせそうなると分かっていてもやってしまう。どうせ戻ると分かっていても一旦は騒いだり売ったりしてしまう。人間の性をそのまま地でやっているようで、笑える部分もありますが、やはりバカらしい部分の方が大きいです。しかも国債発行額の縛りを凍結するのは来年2月まで。4ヶ月後にまた騒ぐのです。まぁそれも立派な人間の活動ではありますけどね。忘れられている方もいらっしゃるかも知れませんが、日本版財政の壁と云われた赤字国債法案は、去年の11月に3年分まとめて処理をしました。3年間心配なしです。この方が遙かに生産的です。アメリカよりも優れた政治や経済を、日本だって実現できる筈だと思うのは夢でしょうか。