NISAと云えば日本版ISA。ISAはIndividual Savings Accountの略で、NISAは、直訳すれば日本版の個人蓄財口座と云うことです。これは特に問題がありません。一方、今日の新聞報道によると、日本版IFRSなるものが考えられているとのこと。IFRSとは、International Financial Reporting Standardsのことで、日本版IFRSとは、日本版の国際会計基準、と云うことになります。これはややこしい。

日本版の国際法なるものがあり得るか?日本版の野球ルールで野球をしていたら果たしてイチローや松井はうまれたか?国際ルールは万国に共通だから意味があるので、ローカル版グローバル・ルールって意味があるのでしょうか?国際会計基準を導入する大きな理由は、グローバルな投資家から見て比較しやすく分かりやすくし、日本企業への関与を強めるためです。分かりにくいローカル版グローバル・ルールの導入には反対です。マネックスグループは真のIFRSを既に導入済み(日本の上場企業で現在20社程度)ですが、この方向をもっと推進していくことが、日本の資本市場の発展に繋がっていくと信じています。