昨日の大きな波動のあと、市場は概ね鎮静化に向かっているように見えます。と云うよりむしろ、市場は予想される範囲内ではもっとも穏やかな形でショックを吸収して始まったと云えるでしょう。しかし日中やはり不安定化し、最終的にはやや鎮静化に向かったように見えます。今日が金曜日で、これからの週末で冷静になる時間があることも、いい方向に作用するかも知れません。
ただ一日の値幅は、日経平均で1,026円。昨日の7割、昨日引け値に対して約7%。まだ荒れるエネルギーは下がっていません。来週もこの変動率に注目したいと思います。また、目の前の値動きだけに注目せず、全体のテーマ、即ちデフレ脱却・緩やかなインフレへ、と云うアベノミクスに対する安心感の行方に注目すべきだと思います。