「マーケットは止まらない」との題名でつぶやきを書いたのは去年の11月22日のことです。それから今日まで、まさにマーケットは止まりません。デフレを良しとしていた国が、緩やかなインフレを目指すようになった。このこと自体が極めて重大な転換であり、その意志が、マーケットを大きく動かしています。期待インフレ率が、マイナス(デフレ)からプラスになれば、期待実質金利が下がります。マーケットの参加者のインフレ率(もしくはデフレ率)に対する期待・見込みが変わるだけで、お金の流れは大きく変わります。円の期待実質金利が下がり、円安となり、それが日本企業業績の上昇期待を創ると共に、加えてデフレ期待からインフレ期待に変わることで、お金がインフレ資産である株式市場に流れてきています。この意志の変化は大きい。パラダイムシフトとはこういう場面を云うのでしょうね。