報道によると、アメリカのバージニア州で、ライオンの子供が街を歩いていると通報があり調べてみるとライオンのように毛を刈られた犬だったとの騒動があったようです。写真を見ると確かにそっくりでビックリします。犬はラブラドールレトリバーとプードルの雑種とのこと。

かつて宋文州さんと一緒にパネルディスカッションをした時に、宋さんが日本の会社に於いて社員を課長、部長、取締役、社長(経営者)として行くことについて「皆さん、猫は育てても虎にはならないのです!」と云って大ウケしたことを思い出しましたが、犬を刈り込んでライオンと勘違いされるとは、見た目を創って中身の認識を変えさせることなので、実はとっても重要なimplication(含み)があるのではないかと思った次第です。

猫を育てても虎にはならないし、猫はいずれにしろ虎には見えないけど、犬をうまく刈り込めばライオンに見える、ライオンと同じように人は恐れ警察に電話する。いずれは分かることですが、"見え"は重要です。五感のうち脳にインプットする割合は視覚が圧倒的に最大で8割程度を占めるとの研究もあるようです(出典不明)。経済活動やマーケットの動きにも、やはり視覚の影響はあると思います。私は視覚的な"ゲン"も担ぎ、大切にしています。ライオンと関係もなくはないのですが、ナイショにしておきます。