日本の総選挙の結果は皆さん御存知の通り。3年前に実質半世紀ぶりに移った政権は、また移りました。このブレと云うかスイングをどう考えるか。端的に云うといいことか悪いことか。日本のこのブレは変だ、異常だと云う意見もあるでしょう。しかし極めて先進的な民主主義の一形態であるとも云えるのではないでしょうか?どんな国でも中々出来ない真の意味での政権交代。それがこれだけ速くできて、しかも国はちゃんと運営していけるこの仕組み。どんなことにもポジティブな面とネガティブな面があります。私はポジティブな面を見ていきたい。日本株も順調!勝った人も負けた人も、奢らずくじけず、我が国をいい方向にすることを考えていって欲しいと思います。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、その後代表執行役会長。2025年4月より会長(現任)。東京証券取引所の社外取締役を5年間務め、政府のガバナンス改革会議等に参加し、日本の資本市場の改善・改革に積極的に取り組んで来た。ヒューマン・ライツ・ウォッチの副会長を務め、現在は米国マスターカード・インコーポレイテッドの社外取締役。東京大学法学部卒業。