月面に足跡を残した最初の人類、アームストロング船長が亡くなりました。享年82歳とのこと。アームストロング船長はアポロ11号で月面着陸を果たした時に、その最初の一歩を踏み出しつつ、"one small step for man, one giant leap for mankind"という名セリフを残しました。この言葉は私たちマネックスにとっても意味深いものです。

マネックス開業前夜、銀座ソニービルに架けた大懸垂幕には、大きな(通称)マネオと共に、その足下には Giant Stepと書かれていました。これはアームストロング船長の言葉をもじったもので、ウルトラ・ベンチャー企業としての自分たちの一歩が、証券界を金融界をひいては日本の社会を大きく変えていく最初の一歩になって欲しい。そう云う願いを込めて書かれたものでした。

思えばマネックスと云う会社は私の好みのせいか宇宙に関係することがいくつかあります。MONEXと云う会社名も「2001年宇宙の旅」の主人公、人間を超える知性を持つに至ったコンピュータHALの命名法になぞらえて付けたものです。IBMからHALへ。アルファベットをひとつずつ前に出して、未来の、次世代のコンピュータと云う意味が込められていたと云われます。MONEYからMONEXへ。一歩先を行く金融サービスを実現しよう。それがMONEXの根本理念です。

アームストロング船長の遺族は、空のきれいな夜に外を歩いて月が微笑んでいたらアームストロング船長のことを思い出してウィンクを返して欲しい、と云ったとのこと。もちろんそうします。そしてMONEXの未来にも思いを馳せたいと思います。