巨人の清武代表によるナベツネ(渡辺恒雄会長)批判。まぁもっともでしょう。しかしナベツネ氏もかなりの高齢。もっと近くの人がちゃんと引きずり下ろしてあげないと、更に御自身にも周囲の人にもネガティブなことをしてしまう可能性があります。裸の王様にちゃんと「裸ですよ」と指摘する側近がいないと、いきなり大勢の前で恥をかくことになるのです。
恥をかくだけならばまだいいですが、周囲や組織、社会に迷惑を掛けてしまうと、それは重大な問題です。ナベツネ氏のケースはそのような重大事ではありませんが、世間や市場を騒がして、様々な意味で多大なロスを生んでいる不祥事も、コトが大きくなる前に、周りの人が抑えるチャンスが何度もあったのではないでしょうか?放っておくから取り返しのつかない事態にまで成長してしまったのではないでしょうか?
内部統制・コンプライアンスとは、このような、「近くにいる人が声を上げること」が実は一番大切な気がします。或いはそういう声が出るように注力することが、何よりも重要なのではないでしょうか。