国内旅行と海外旅行と云えば、行き先の違いだけの感じですが、内政と外交と云うと、一気にシリアスになり、きな臭くもなったりします。国内の需要が伸びなくなる、経済成長が止まると、海外にその活路を見いだすのは大昔からの常套手段です。

但しそれは様々な形態で行われ、その形態次第では印象も大きく違うものです。極端な例では戦争がありますし、自国通貨を安く誘導するのもその形態の一つと云えるでしょう。一般私企業が普通に海外展開するのも、その広い形態の類型の一つに違いありません。個人レベルで云うと、移住などもその類型に入るでしょうか。少なくとも仲間とは云えるでしょう。

そしてこれらのどの形態が起きる時にも、相手方・新しい環境とのコミュニケーションが何よりも重要になります。外交とも、プロトコールとも云います。そしてそれは大きく分けて方法と能力の二つの属性があるでしょう。もちろん、能力は高い方がいい。

そして方法は、相手に合わせるだけが能ではありませんが、相手の方法は知っておくべきです。現実の外交の場面では悠長なことは云ってられないでしょうが、個人・民間レベルでは相手サイドで広く親しまれてきている本を読むことが助けにもなります。世界市民の一人として、まだまだ勉強をしなければいけないと思っています。