随分昔から、コンピューターなどの入力システムに私は疑問や不満を持ってきました。これだけCPUやメモリーが進歩したのに、しかもその幅たるや何桁も違う幅で進歩したのに、未だに入力システムは数十年前と同じキーボードです。しかも日本語に至っては未だにローマ字入力をしています。私はこのことに強い疑問と不満を持ち続けてきたのです。開発者の怠慢か、或いは入力する人間サイドの制限か。このことには恐らく一般の方々以上に興味があり、音声認識に興味を持ったり、或いは細かい話ですが愛用の携帯(ガラケー)はN社と決めていて、T9入力を愛用したりと、ささやかな抵抗をしてきました。

しかし今日知った入力システムには感心しました。それほど新しいテクノロジーではないようで、私が浦島太郎だっただけなのですが、ShapeWriterというものです。タッチスクリーン上のキーボードをタイプするのではなくなぞるだけで、きれいに認識して単語を綴ってくれます。詳しくは実物やネット上でデモを見て頂きたいのですが、これはコンセプトだけでなく、実際に使った感覚として、やたら速くて便利です。日本語入力に利用するには一工夫要りそうですが、これは久し振りにテクノロジーの実現する明るい利用環境を感じました。もっとバリバリとこういったものを導入しないとイカンですね。先ずは好奇心、好奇心!