中国が、日本に替わって世界第2位の経済大国となりました。中国国家統計局が今日発表したところによると、中国の今年上半期のGDPは前年同期比で11.1%伸び、2010年のGDPで日本を抜くことが確実となりました。

2002年1月8日の<中国>と云う題の「つぶやき」に、私はこう書いています。「(前略)GDPは約150兆円、日本は約500兆円。(中略)いずれ中国のGDPが日本のそれに並ぶ日も来るかも知れません。(後略)」それから8年。日本のGDPは基本的に変わらず、中国のそれは3倍以上になった訳です。来るとは分かっていたこの日が、あっさりと確実にやって来ました。思うことは2つ。
1.日本の預金・貯金ばかりをしていてもいけないと云うことです。買うとモテるなどと踊らされて国債を買っていても同様です。

2.GDPばかりを取り上げる日本の政府・政治家のアイデアのなさ。人口がこれだけ違って、インターネットによって技術・知識・情報がフラット化する中で、日本のGDPが相対的に小さくなっていくことは火を見るよりも明らかです。国民へのメッセージとして、「1人当たりGDP」とか「GNP」とか、向かいようのある目標を提示すべきです。

今晩は中華料理でも食べて隣の国のお祝いでもしましょうか。