世間では、今日はビッグニュースがありましたが(さて何のことでしょう?)、今日は当社のことについて書きます。当社(マネックス証券)の親会社であるマネックスグループ(こちらも私が社長をしておりますが)は本日、2010年3月期の決算発表を行いました。決算発表は基本的に株主や潜在的株主である投資家に向けて行われるものです。一方会社は、社員の集合体として、日々、基本的に「株主のために」働いていると云うよりは、「お客さまのために」働いている感覚の方が遙かに強いと思います。そしてこれは極めて当然で健康的なことです。

しかし私は以前から強く思っていることが一つあります。それは(上場企業であるマネックスグループの中核企業である)当社のお客さまは、即ち個人投資家の方々であり、当社のお客さまが当社のサービスは利用するけれども、当社(の親会社であるマネックスグループ)の株は買わない、と云うのではどこかがおかしいと思うのです。逆もまた真なりで、或る個人投資家の方が、或る証券会社の株は買うけれどもその会社のサービスは利用しないと云うのでは、これもやはりどこかがおかしいと思うのです。

お客さまを大切にしながら株主=個人投資家を意識する。その考え方の中に、当社が継続的に発展していく鍵があると私は考えています。当社はお客さまと(最終的な)株主が同じ人になり得ると云う、ユニークと云うか、資本市場の参加者としては恵まれたケースかも知れません。だからこそこのことを、これからも大切にしていきたいと思います。マネックスグループの決算内容は、ホームページで御確認下さい。今年度は飛躍の年です。頑張ります!