国内銀行の国債保有残高が過去最高になったとのこと。その額120余兆円。リーマンショック時から見て1.5倍に増えてるとのことです。しかしこれは酷い逆転現象です。預金とは、「預ける」とは書きますが、銀行にお金を貸すことです。先ずは個人が銀行にお金を貸す。銀行が国債を買うとは国にお金を貸すことです。ですから個人が銀行にお金を貸し、銀行が国にお金を貸す。小さい者から大きい者へお金を貸す、与信行為をする。これって逆立ちですよね。
一方銀行は中小企業等への貸し出しが低迷している。株式市場ではIPOは殆どなく、ベンチャー企業への資金供給が弱くなっている。これで未来に向けたビジネスとか産業が育つでしょうか?全くもって日本の金融に関する国策はおかしいと思います。あまりにも古い。早く壊さないとこの国が大変なことになる。と私は週末にトイレで記事を読んでフン然としたのでした。