遂に日本にも変化が訪れました。新政権の政策内容に対する信任と云うよりも、先週までの現体制に対して国民がイエローカード、更にはレッドカードを出したという面が強いと思いますが、新しい政権の誕生をウェルカムしたいと思います。

新政権、今は勝利の美酒に酔っていることでしょうが、これからは実際の「変化」を起こせるか、その中身が重要になってきます。変化に賭けた期待を裏切らないように、是非頑張ってもらいたいと思います。

今回の選挙の特徴は、なべて若い人が強かったと云うことでしょう。これは取りも直さず、我が国の最大の利益対立軸が世代間にあると云うこと、そしてその解決策として、短視眼的な方法ではなく長期的な視野に立って考えて欲しいと云うことではないでしょうか?これは私が常々思っていることに、引っ張りすぎでしょうか?しかしやはり少子化対策や財政均衡など、長期的な国家デザインを是非考えていって欲しいと思います。

もうひとつ思うことは、国際社会の中での孤児にしないで欲しいと云うことです。今時、国際社会音痴なんてあり得ません。無理にアグレッシブである必要も、無理に合わせる必要もありませんが、誇りある一国際市民としての存在を回復していって欲しいと思います。しかしこれは政権に望むことではないかも知れません。我々一個人、一企業の問題かも知れません。

そして最後に金融に関しては、これは以前にも書きましたが、とにかく「流動性」の重要性に注目して政策を考えていって欲しいと思います。株価対策などしなくても、流動性さえ良くなれば、自然と株価も上がるものだと私は信じています。色々と書きすぎました。新政権にはとにかく前向きに、頑張って欲しいと思います。