先週の金曜日のつぶやきは、キャンディーズの解散宣言の話ですが、今日は国会が解散されました。マーケットも反応薄。なんか感動も思想も感じられない解散です。与党も与党、野党も野党。政治と云うのは選挙をすることなのかと、思わず国語辞典を引いてしまいました。
さてこれから40日間、どのような「選挙活動」が行われるのでしょうか。与党も野党もガムシャラに、政権を維持・獲得するための「聞こえのいい」政策を喧伝するのでしょうか。恐らくそれらの多くはカラ手形で、「聞く」ことの出来ない、未だ理解出来ない、或いは未だ生まれていない子供達からの搾取、問題を先送りして彼らに重荷を背負わすだけの施策ばかりである可能性が高いように思えて、私は今から重い気分です。
しかしそう云う無責任な行動を容認するのも諌めるのも、全て私たち有権者です。目先の甘い汁に騙されていては、カラダを壊すのは私たち自身ですヨネ。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。